2002/09/12 更新




1−2−5.何とかメモ帳だけ置き換える!
 メモ帳ごときにシステムファイルの称号を与えるのはいかがなものかと思いますが、
マイクロソフトの言うとおりシステムファイルだということにしておきましょう。

さて、問題点を整理するとこうなります。
1−2−4の方法でファイルを全部貼り付けたときにはシステムファイル保護によって、Notepad.exeだけが、マイクロソフトメモ帳に戻ってしまいます。
こいつをどうにかしたらいいわけです。さてどうしましょう。
1.システムファイル保護を無効にする。
2.システムファイル(メモ帳)を元に戻すために保存してある場所から、メモ帳だけを削除してしまう。
 ウィンドウズは、元に戻すべきファイルが見つからないのでしかたない、といって諦めてくれます。

1.の方法は結局システムファイル保護が有効になったときには、元の木阿弥ですので意味がないでしょう。
やはり2.の方法がピンポイントにメモ帳だけを狙っているので良さそうですね。


早速システムファイルの倉庫に行って、メモ帳を削除してきましょう。
Windows2000ならば、%SystemDrive%\WINNT\system32\dllcache にあるので、notepad.exeを見つけたら削除しましょう。
Windows MEではどこにあるのか知りません。
notepad.exeで検索して\DLLCache\のような場所にあればたぶんそいつで間違いないでしょう。メモ帳を消すだけなので、何も恐れることはありません。
この操作をするためには、隠しファイル及びシステムファイルを表示する設定に変更してある必要があります。


マイクロソフトメモ帳を削除しましたか?
それではもう一度 1−2−4までの方法に従って、コピーしたファイルを貼り付けましょう。ただし、Windows2000の場合には、2カ所にメモ帳があったので(どうしてでしょうね?よく分からないことをマイクロソフトはするのですね。)、その2カ所に貼り付けます。
すると、こんな警告が出てきます。
editor01-sfp01.png 445×152 (5KB)
もうすでにマイクロソフトメモ帳を削除していて元のファイルに置き換えることができないので、Windows2000のインストールディスクからメモ帳を持ってこようとしている、の図です。
CD-ROMを用意する必要はありません。「キャンセル」して次に進みます。


すると次はこんなメッセージが出るはずです。
editor01-sfp02.png 615×114 (5KB)
「はい」を選択して、あなたの意思の固さをWindowsに分からせましょう。
Windows MEでもきっと大体このようにやれば出来ることでしょう。
ちなみに、このカスタマイズを行った後にWindows2000 Service Pack1 や、Windows2000 Service Pack2を適用してみましたが、メモ帳が復元されている様子はありません。


1−2−6.注意点。デメリットなど。
 基本的には、全てのテキストファイルを、関連づけすることなくお気に入りのエディタで開けるようになったので、万歳三唱なのですが、多少不便な点があります。

1.マイクロソフトメモ帳が使えない。(どこかにコピーしておけば問題なく使える)
2.お気に入りのテキストエディタをバージョンアップしたり、プラグイン(あれば)を追加してもメモ帳の代わりに置き換えたほうには反映されない(この方法では当然のことかもしれない)。


考えつくデメリットは以上2点です。
1.については微々たるものです。
2.については、バージョンアップの度に今までと同じ操作をすることによって解決できます。
あまりバージョンアップしない(完成された)エディタを使えばこのことを考える必要もないでしょう。



1−2−7.元のメモ帳に戻したい。
 保存して置いたメモ帳を、元の場所に上書きで戻せばOK!
その他のファイルがシステムフォルダに残っていますがそのままで支障ありません。



1−2−8.お薦めのテキストエディタ。
 と言うわけで、お薦めのテキストエディタを紹介します。

EmEditor(エムエディタ) Share
 このエディタを見つけてからと言うもの、秀丸エディタがなんだか使えなくなりました。
あくまで使う目的によってテキストエディタも使い分ける必要がありますが 常用のエディタとしてはこれが一番だと思います。
変更できる文字コードの多さ,UNICODEの対応。非常にすばらしいと思います。
シェアウェアです。(バージョン1.27は、フリーウェアとして公開されています。最近はサーバーにおいてないようですね。)
SDIです。


K2Editor Free
 非常に作りのよい玄人好み?のテキストエディタです。 正規表現によって色分けされるテキストが優れています。 ほかのエディタに比べて(EmEditorと比べても)正規表現検索表示の秀逸さは明らかです。 テキストファイルを正規表現して処理をしたい場合は必ずこのエディタを使っています。 SDIです。

TeraPad Free
 フリーのテキストエディタとしては、デザインや機能がすっきりしていて起動も軽いのでお薦めです。 これもSDIです。

TTTEditor Free
 私のサイトを作成するのに必需品となっているHTMLタグエディタです。 フリーソフト。
「テキストエディタ」としては紹介できませんが、 HTMLファイルは実際の所テキストデータですのでここに紹介しました。 MDIです。

MKEditor Free
 非常に多機能なのにフリーソフトでいらっしゃるすばらしいソフトです。 ツールバーのカスタマイズも柔軟に設定可能です。
文字コードの認識精度が優れていると思います。ホームページのテキスト編集時に文字化けで悩んでいる方に。
MDIです。

※SDI 一つのウィンドウに一つのテキストファイル(データ)を表示するソフト。SingleDocumentInterface
※MDI 複数のウィンドウを内部に持ち複数のファイルを同時に開くことができるソフト。 タブ区切りでウィンドウを行ったり来たりできるタイプが多い。MultiDocumentInterface



1−2−9.これは仕様です。
 スタート メニュー¥プログラム¥アクセサリ¥メモ帳
のアイコンが差し替えたエディタのアイコンに変わっていると思いますがこれは仕様です。
(考えてみれば当然のことでしょう)
editor01-icon.png 607×392 (26KB)
(これはエムエディタではなくTeraPadに差し替えたときです。モザイクは,画像データサイズ削減のためであり,他意はありません。)